2013.06.08 Saturday

「夏意(かい)」

0




     P1160440.JPG

     別院深深 夏簟清 石榴開遍 透簾明

     樹陰満地 日当午 夢覚流鶯 時一声

     
          =「夏意」 蘇舜欽=


       離れの奥座敷
       夏ござはひんやりと清清しく

       ざくろの花は咲きそろって
       すだれ越しに明るい

       木々の影が庭のいたるところにしるされて
       日は真上にある

       昼寝の夢がちょうど覚めたその時
       枝を渡るうぐいすの一声が聞こえた

              
     

     バス停前の大きなザクロの木が切られました

      
     毎年この季節に赤い花をたくさん咲かせ
     秋には熟した実がたわわに成ったのに・・・残念です



    2013.04.15 Monday

    静心

    0

       

       ひさかたの 光のどけき 春の日に

       
       静心なく 花の散るらむ
       


       P1160016.JPG

       
       15年ぶりに車を買い替え、
       1ヶ月点検を待つ間にBOOK-OFFへ

       105円コーナーには掘り出し物がいっぱい

       前から覚えたかった
       小倉百人一首の本も見つけました

       
       百首暗記はいつになることやら・・・


       毎日 “静心(しずこころ)”で過ごしたいものです





       
      2013.04.12 Friday

      雁風呂

      0


         母の『現代俳句歳時記』を眺めていると
         春の季語の中に
         
         もの悲しい一節がありました

         *

         『雁風呂』

         青森県津軽地方 外ケ浜に残る伝説

         秋に渡来する雁(ガン)は 海を渡る途中
         くわえてきた枝を海面に浮かべて休み
         日本まで来ると その枝を海岸に落としてゆく

         春 雁が北方に帰る時
         再びその枝をくわえて海に飛びたつ

         海岸には
         この浜に戻れなかった雁の数だけ木片が残される

         里人はそれを拾い
         雁の供養のために木片で風呂を沸かすのだという



        2013.04.04 Thursday

        清明節

        0

           清明節のころ 春雨が煙るように降りしきる

           ひとり道行く旅人の胸は 寂しさで張り裂けんばかり

           
           牛の背に乗った牧童に酒を売る店を尋ねてみた

           
           
           牧童が黙して指さしたのは 遥かあんずの花咲く村だった
           

           
                      「清明 (杜牧)」 意訳

           清明.jpg

           

           この季節、黄砂は恨めしいけれど
           
           
           2年前に成都で迎えた清明節をなつかしく思い出します


                   上の清明節の絵は『全本紅楼夢』より


          2013.01.18 Friday

          二人の娘を憶う

          0


             客中憶ニ女(旅先で二人の娘を憶う)

                           高 啓 - 明代 -

             毎憶門前両侯帰 客中長夜夢魂飛

             料応此際猶依母 灯火看縫寄我衣


             いつも思い出すのは
             門の前で
             娘たちが二人そろって私の帰りを待っている姿

             旅先の長い夜
             魂は故郷に向かって飛んでゆく

             きっと今このとき
             娘たちは母に寄り添い

             灯火のもと
             母が私におくる衣服を縫っているのを
             見ていることだろう




             =この詩が心にしみいる今宵でした=


            2013.01.14 Monday

            竹の寺にて

            0
               

               『竹 石』     鄭板橋  - 清 -


               
              咬定青山不放鬆 立根原在破巌中

               千磨万撃還堅勁 任爾東西南北風



               竹石.jpg


               青々と樹木の茂る山にしっかり生えて、ゆるぐことがない

               根を張ったのはもともと砕けた岩の中

               どれほど摩擦や衝撃を受けようとも、なお堅くて強靭

               たとえ東西南北、どこから風が吹きつけようとも




              2012.09.24 Monday

              山居雑詩

              0
                 
                 樹合秋声満  村荒暮景閑

                 虹収仍白雨  雲動忽青山


                 


                 樹々が重なりあって 秋の声は満ちわたり

                 村はさびれて その夕景色はものさびしい

                 そんな秋の空に虹が消えたあと

                 白い雲が通りすぎ

                 雲が動いたと思ったら

                 ぬっと青い山があらわれてきた


                 

                 (写真:茶小屋李舟にて)



                2012.08.13 Monday

                禅「十牛図」

                0

                   昨日のブログの尋牛窯

                   彦爺師匠から
                   「尋牛」とは禅の十牛図の一つで牛を尋ねる場面、
                   竹田先生は丑年ですと教えていただきました

                   「十牛図(または十牛禅図)
                   禅の悟りにいたる道筋を牛に象徴させて十枚の絵で表したもので
                   中国 宋代の禅僧「廓庵」によって考案されたといわれています

                   牛は人の心を象徴し、「本当の私」を表しているそうです

                  1)十牛図(1).jpg 2)十牛図(2).jpg

                   1)「尋牛」・・・牛を捜そうと志すこと
                   
                    悟りを探そうと志すものの、どこにいるかわからず途方にくれた姿
                    (本来の自己が内にあることをまだ知らずに探しに出るところ)

                    2)「見跡」・・・ 牛の足跡を見出すこと

                    手掛かりを見つけるが、それは知識としての存在を知ったことにしかならない

                  3)十牛図(3).jpg 4)十牛図(4).jpg

                   3)「見牛」・・・牛の姿を垣間見ること

                    先人の言行をたどり、優れた師に出会い、「悟り」が少しばかり見えた状態

                   4)「得牛」・・・力づくで牛をつかまえること

                    何とか悟りの実態を得たものの、いまだ自分のものになっていない姿

                  5)十牛図(5).jpg 6)十牛図(6).jpg

                   5)「牧牛」・・・牛をてなづけること
                   
                    悟りを自分のものにするための修行を表します

                   6)「騎牛帰家」・・牛の背に乗って家へ向かうこと

                    ようやく悟りを得られて世間に戻る姿

                  7)十牛図(7).jpg 8)十牛図(8).jpg

                   7)「忘牛存人」・・・家に戻り、牛のことも忘れること

                    牛と自分が一体となり、牛は修行者の中にあるものと気づく

                   8)「人牛倶忘」・・・ すべてが忘れさられ、空(くう)となる

                    修行者は悟りの頂点に達したが
                    そこにはなにもない ただ空となり、無の世界

                  9)十牛図(9).jpg 10)十牛図(10).jpg

                   9)「返本還源」・・・原初の自然の美しさがあらわれてくること

                    無の世界を越え元の世界に戻ってくると
                    悟る前と同じく水は流れ花は美しく咲いている
                    
                    悟りとはこのような自然の中にあることを画はあらわしている

                   10)「入鄽(てん)垂手」・・・

                    (てん)は俗界のことで入鄽とは町に出ること

                    悟りを得たものは広くそれを伝え
                    人を導かなければならないことをあらわしている

                   
                   以上
                   すべて受け売りですが
                   尋牛窯によって十牛図を知ることができ 勉強になりました


                     

                   
                   さて、今夜はペルセウス座流星群のピークですね

                   たくさんの流れ星が肉眼でも見えるそうですよ

                   
                  2011.09.20 Tuesday

                  0
                          Picture3.jpg 


                       つかの間の雨上がり 久しぶりに漢詩のお稽古へ

                       今夜のテーマは「月」でした

                       その中にあった 『』 という字


                       門の間より月の光が差し込んでいる様子から
                       
                       「間」という意味や

                       「人と人の関係」をあらわしているのだそうです



                       大阪城の あの満月が また心に浮かぶ夜でした



                    2011.09.12 Monday

                    中秋月

                    0
                            Picture1.jpg


                              -中秋月-
                                                                 蘇軾

                            
                      暮雲収盡溢清寒
                            
                      銀漢無聲轉玉盤
                            比生日夜不長好
                            
                      明月明年何處看       



                        雲は日暮れに消え去って さわやかな涼気が溢れています

                        銀河には玉の盆のような明月が音もなくあらわれました

                        この楽しい人生 この楽しい夜も 永久に続くわけではありません

                        この明月を 明年はどこで眺めていることでしょう (意訳)




                               -- 今宵の大阪城中秋茶会については後日… --



                      Calendar
                       123456
                      78910111213
                      14151617181920
                      21222324252627
                      28293031   
                      << May 2017 >>
                      Selected Entries
                      Categories
                      Archives
                      Recent Comment
                      Profile
                      Search this site.
                      Others
                      Mobile
                      qrcode
                      Powered by
                      30days Album
                      無料ブログ作成サービス JUGEM